TOP ROOKIE 2022トップルーキー 2022
kenta kidani 4931木谷 賢太
トップルーキーに選んで頂き
ありがとうございます。頑張ります。
Information 2022年1月現在
- 生年月日:1995/11/12
- 支部:香川
- 出身地:香川県
- 身長:163cm
- 体重:54kg
- 登録期:118
- 級別:A1
- 血液型:B
トップルーキー2022 4931 木谷賢太
2016年5月14日丸亀ボートデビュー「継続は力なり」を体現し活路を見出す!
「向上心が旺盛で真面目。視野も広い…」。
周囲はこう評価する。
水神祭まで7ケ月、初優勝まで4年10ケ月かかったが、信念が揺らぐことはなかった。
丹念に着を守る走りが持ち味だ。それは近況の2着率に表れている。
1コース 22.5%
2コース 29.8%
3コース 37.5%
4コース 26.9%
5コース 18.3%
6コース 15.0%
攻める3コースで圧倒的な連絡み率を誇るのだ。
宮之原輝紀・栗城匠・板橋侑我ら、同期の躍進ぶりに「すこし置いて行かれ気味だと感じています。一緒に上の舞台で戦いたいです」と述懐していたが、昨年9月の徳山G1ヤングダービー出場などを経て同期トップルーキーと肩を並べるところまできた。
座右の銘は「継続は力なり」である。
周囲はこう評価する。
水神祭まで7ケ月、初優勝まで4年10ケ月かかったが、信念が揺らぐことはなかった。
丹念に着を守る走りが持ち味だ。それは近況の2着率に表れている。
1コース 22.5%
2コース 29.8%
3コース 37.5%
4コース 26.9%
5コース 18.3%
6コース 15.0%
攻める3コースで圧倒的な連絡み率を誇るのだ。
宮之原輝紀・栗城匠・板橋侑我ら、同期の躍進ぶりに「すこし置いて行かれ気味だと感じています。一緒に上の舞台で戦いたいです」と述懐していたが、昨年9月の徳山G1ヤングダービー出場などを経て同期トップルーキーと肩を並べるところまできた。
座右の銘は「継続は力なり」である。
木谷 賢太 選手
×
BOATBoy編集長
黒須田守
ロングインタビュー
前編
同期の活躍を刺激に
A1復帰を目指す!
――まずはレーサーを志したきっかけから教えてください。
木谷 高校のとき、進路に迷ってたんですね。僕は消防士の試験を受けようと思ってたんですけど、親が「ボートレーサーの試験を受けてみんか?」と言ったんです。それでボートレースを見始めました。
――それまでは見てなかった?
木谷 小さい頃におじいちゃんとよくレース場に行ってたんですけど、それだけです。ぜんぜんファンでもなかった。だから、ボートレーサーになりたいというのは僕のなかではなかったですね。
――親御さんはボート好きなんですかね?
木谷 好きなんやと思います。僕の名前も烏野賢太さんからとってるので。
――あっ、そうなんですか!
木谷 おじいちゃんも親も好きなんやと思います。中学のときに名前の由来を初めて聞いて、「ボートレーサーと同じ名前なんや」と思ってはいましたけど。
――親御さんにいきなりボートレーサーを勧められて、戸惑いはなかったですか?
木谷 ありましたね。「なんでー?」みたいな感じで(笑)。だから、1回目に試験を受けたときには、あまり乗り気じゃなかったんです。試験も難しかったし、ボートにも乗ったことがなかったですしね。「何なんかなあ?」みたいな感じでしたね。でも、2回目からは本気で受けようと思った。
――1回目で落ちて、火がついた?
木谷 そうですね。1回目で落ちて、それが悔しかったですね。2回目は2次試験まで行って、そのとき初めてペアボートに乗ったんですよ。これは面白いと思いました。それで3回目に受かったんです。
――受かったときは嬉しかったですか?
木谷 嬉しかったです。親も喜んでました(笑)。
――ただ、養成所の厳しさは聞いてたでしょ?
木谷 それはすごく不安でしたね。僕はあんまり前に出るタイプじゃないんですよ。だから訓練が始まっても、後ろに隠れながら……って思ってたんですけど、1週間くらいでバレましたね(笑)。それからは心を入れ替えて頑張りました。
――実際に厳しかったですか。
木谷 でも、僕はわりと楽をして卒業したほうだと思いますね。
――楽をした?
木谷 あんまり怒られてないんですよ。小隊長とかも何回かやりましたしね。けっこううまいこと生きてるというか(笑)。
――優等生だった。
木谷 優等生ぶってました(笑)。
――じゃあ、辞めたいと思ったことも……。
木谷 それはなかったですね。ただ、ボートの操縦に関しては難しいなと思ってました。周りの人たちははけっこう怖いもの知らずで握ったりしてたんですよ。僕は卒業まで安定安定とやってきてたんで(笑)、ちょっと遅れてるなと思ってました。
――訓練時代に印象に残ってることはありますか。
木谷 印象……印象……なんか特にないですね(笑)。とにかくがむしゃらでしたから。
――同期で仲が良かったのは?
木谷 世代が近い人は仲がよかったですね。兵庫の森悠稀とか、佐々木翔斗とか、佐藤悠とか、吉川貴仁とかですね。
――118期では宮之原輝紀さんとか板橋侑我さんとか、成績がいいレーサーがいましたよね。彼らを見て焦りとかはなかったですか?
木谷 正直、焦りはありました。だけど、自分のことをわかってるというか、そんなに一気にうまくなれるとは思ってなかったんですよ。だから、一歩一歩、と思ってましたね。卒業してからが勝負だぞって言ってくれた先輩もいたんで、それを信じて一歩一歩頑張ってました。
――養成所を卒業してデビュー戦です。
木谷 今となってはぜんぜん覚えてないですね。
――覚えてない!?
木谷 でも、陸の上の仕事はちゃんとできるかなとか、スタート入るかなとか、コケずにゴールできるかなとか、不安はいっぱいありました。
――いわゆる新兵のレーサーというのは、まず前検日から仕事がいっぱいあるじゃないですか。初めての経験だとそれが大変だし、緊張もするのかなと思うんですよ。
木谷 すごく緊張しますね。もう、不安しかなかったです。たぶん抜けてるところもあったと思うんですけど(笑)。先輩からは「できとったよ」とは言われましたけどね。
――それと同時に自分のレースもあるわけです。
木谷 それもめちゃくちゃ緊張しました。前の日は、わりと寝られるほうなんで、ちゃんと眠れましたけどね。本番ピットに降りていくとき、親とかも見に来ていたので、いいレースできたらなとはたぶん思ってたと思います。
――結果は6等でした。
木谷 厳しかったですね。スピードがぜんぜん違ってました。僕が差していったときには、もうみんな前に行っていて、周りには誰もおらんかったと思うんですよね。訓練時代の模擬レースとはぜんぜん違ってましたね。
――それで燃えましたか? それとも落ち込みましたか?
木谷 どうですかねえ……(自分はこの先)やっていけるかな、とは思ったと思います。不安にはなりましたね。とにかく、自分に足りないところを知ったという感じでした。
――不安はどのあたりから解消されるものですか?
木谷 舟券に絡めるようになった頃ですかね。それからは地道に上がっていけそうだなと思いました。光が見えた、というか。
――初勝利のことは憶えてますか?
木谷 初勝利は、気持ちよくまくり差しが入れたんで、めちゃくちゃ嬉しかったですね。水神祭も先輩が投げてくれて嬉しいし、気持ちいいし、ファンも見てくれてるし。
――水神祭はファンの前でやったんですね。
木谷 鳴門だったんですけど、スリットくらいまでレスキューで行って投げてもらいました。
――デビュー期は1着がなかったんですが、次の期には初勝利をあげています。最近の新人にしては早いほうじゃないかなと思うんですけど。
木谷 遅いと思ってました。早く初1着をあげた同期がけっこういましたから。
――ああ、そうかも。118期は活躍しているレーサーも多くて、宮之原さんが最優秀新人を受賞
木谷 さすがやなって感じです。自分はそこを目指せるタイプじゃないと思ってたんで、うらやましいなって感じでした。
――悔しい思いは?
木谷 それはないです。すごいなあっていうのはありましたけど。
――同期の活躍をどう見てますか。
木谷 僕は遅れてるなって思ってるんです。活躍している同期と比べると遅れてるなって。だからそこに追いつきたいな、一緒に記念に行きたいなって頑張ってます。彼らの存在はすごく刺激になっている。
――板橋さんと栗城匠さんは記念を獲ってますからね。
木谷 僕も獲りたいですね。先を越されたというのはあります。二人はSGを走っていて、僕もそこは目指してますね。ただ、最近ちょっと成績が落ちていて、来期はA2に落ちるんで、まずはA1に戻ることを考えています。そのうえで、優勝回数や勝率を意識したいですね。
後編へ続く(2022/10/15頃更新予定)
木谷 高校のとき、進路に迷ってたんですね。僕は消防士の試験を受けようと思ってたんですけど、親が「ボートレーサーの試験を受けてみんか?」と言ったんです。それでボートレースを見始めました。
――それまでは見てなかった?
木谷 小さい頃におじいちゃんとよくレース場に行ってたんですけど、それだけです。ぜんぜんファンでもなかった。だから、ボートレーサーになりたいというのは僕のなかではなかったですね。
――親御さんはボート好きなんですかね?
木谷 好きなんやと思います。僕の名前も烏野賢太さんからとってるので。
――あっ、そうなんですか!
木谷 おじいちゃんも親も好きなんやと思います。中学のときに名前の由来を初めて聞いて、「ボートレーサーと同じ名前なんや」と思ってはいましたけど。
――親御さんにいきなりボートレーサーを勧められて、戸惑いはなかったですか?
木谷 ありましたね。「なんでー?」みたいな感じで(笑)。だから、1回目に試験を受けたときには、あまり乗り気じゃなかったんです。試験も難しかったし、ボートにも乗ったことがなかったですしね。「何なんかなあ?」みたいな感じでしたね。でも、2回目からは本気で受けようと思った。
――1回目で落ちて、火がついた?
木谷 そうですね。1回目で落ちて、それが悔しかったですね。2回目は2次試験まで行って、そのとき初めてペアボートに乗ったんですよ。これは面白いと思いました。それで3回目に受かったんです。
――受かったときは嬉しかったですか?
木谷 嬉しかったです。親も喜んでました(笑)。
――ただ、養成所の厳しさは聞いてたでしょ?
木谷 それはすごく不安でしたね。僕はあんまり前に出るタイプじゃないんですよ。だから訓練が始まっても、後ろに隠れながら……って思ってたんですけど、1週間くらいでバレましたね(笑)。それからは心を入れ替えて頑張りました。
――実際に厳しかったですか。
木谷 でも、僕はわりと楽をして卒業したほうだと思いますね。
――楽をした?
木谷 あんまり怒られてないんですよ。小隊長とかも何回かやりましたしね。けっこううまいこと生きてるというか(笑)。
――優等生だった。
木谷 優等生ぶってました(笑)。
――じゃあ、辞めたいと思ったことも……。
木谷 それはなかったですね。ただ、ボートの操縦に関しては難しいなと思ってました。周りの人たちははけっこう怖いもの知らずで握ったりしてたんですよ。僕は卒業まで安定安定とやってきてたんで(笑)、ちょっと遅れてるなと思ってました。
――訓練時代に印象に残ってることはありますか。
木谷 印象……印象……なんか特にないですね(笑)。とにかくがむしゃらでしたから。
――同期で仲が良かったのは?
木谷 世代が近い人は仲がよかったですね。兵庫の森悠稀とか、佐々木翔斗とか、佐藤悠とか、吉川貴仁とかですね。
――118期では宮之原輝紀さんとか板橋侑我さんとか、成績がいいレーサーがいましたよね。彼らを見て焦りとかはなかったですか?
木谷 正直、焦りはありました。だけど、自分のことをわかってるというか、そんなに一気にうまくなれるとは思ってなかったんですよ。だから、一歩一歩、と思ってましたね。卒業してからが勝負だぞって言ってくれた先輩もいたんで、それを信じて一歩一歩頑張ってました。
――養成所を卒業してデビュー戦です。
木谷 今となってはぜんぜん覚えてないですね。
――覚えてない!?
木谷 でも、陸の上の仕事はちゃんとできるかなとか、スタート入るかなとか、コケずにゴールできるかなとか、不安はいっぱいありました。
――いわゆる新兵のレーサーというのは、まず前検日から仕事がいっぱいあるじゃないですか。初めての経験だとそれが大変だし、緊張もするのかなと思うんですよ。
木谷 すごく緊張しますね。もう、不安しかなかったです。たぶん抜けてるところもあったと思うんですけど(笑)。先輩からは「できとったよ」とは言われましたけどね。
――それと同時に自分のレースもあるわけです。
木谷 それもめちゃくちゃ緊張しました。前の日は、わりと寝られるほうなんで、ちゃんと眠れましたけどね。本番ピットに降りていくとき、親とかも見に来ていたので、いいレースできたらなとはたぶん思ってたと思います。
――結果は6等でした。
木谷 厳しかったですね。スピードがぜんぜん違ってました。僕が差していったときには、もうみんな前に行っていて、周りには誰もおらんかったと思うんですよね。訓練時代の模擬レースとはぜんぜん違ってましたね。
――それで燃えましたか? それとも落ち込みましたか?
木谷 どうですかねえ……(自分はこの先)やっていけるかな、とは思ったと思います。不安にはなりましたね。とにかく、自分に足りないところを知ったという感じでした。
――不安はどのあたりから解消されるものですか?
木谷 舟券に絡めるようになった頃ですかね。それからは地道に上がっていけそうだなと思いました。光が見えた、というか。
――初勝利のことは憶えてますか?
木谷 初勝利は、気持ちよくまくり差しが入れたんで、めちゃくちゃ嬉しかったですね。水神祭も先輩が投げてくれて嬉しいし、気持ちいいし、ファンも見てくれてるし。
――水神祭はファンの前でやったんですね。
木谷 鳴門だったんですけど、スリットくらいまでレスキューで行って投げてもらいました。
――デビュー期は1着がなかったんですが、次の期には初勝利をあげています。最近の新人にしては早いほうじゃないかなと思うんですけど。
木谷 遅いと思ってました。早く初1着をあげた同期がけっこういましたから。
――ああ、そうかも。118期は活躍しているレーサーも多くて、宮之原さんが最優秀新人を受賞
木谷 さすがやなって感じです。自分はそこを目指せるタイプじゃないと思ってたんで、うらやましいなって感じでした。
――悔しい思いは?
木谷 それはないです。すごいなあっていうのはありましたけど。
――同期の活躍をどう見てますか。
木谷 僕は遅れてるなって思ってるんです。活躍している同期と比べると遅れてるなって。だからそこに追いつきたいな、一緒に記念に行きたいなって頑張ってます。彼らの存在はすごく刺激になっている。
――板橋さんと栗城匠さんは記念を獲ってますからね。
木谷 僕も獲りたいですね。先を越されたというのはあります。二人はSGを走っていて、僕もそこは目指してますね。ただ、最近ちょっと成績が落ちていて、来期はA2に落ちるんで、まずはA1に戻ることを考えています。そのうえで、優勝回数や勝率を意識したいですね。
後編へ続く(2022/10/15頃更新予定)
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ロングインタビュー
後編
謙虚に一歩一歩、
目標をクリアしていく
――今年はトップルーキーに選ばれました。そのことについてはどう捉えてますか?
木谷 正直、ありがたいと思いましたね。記念斡旋の優遇があってGⅠとかGⅡを走らせてもらえますし、それが僕にとって経験値を上げることになると思ってるんですよ。また、責任感もありますね。ヤングレーサーのなかから僕が選んでもらってるんだし、香川の代表という部分もある。香川からは二人選ばれましたけどね(中村日向)。
――出走表を見ると、トップルーキーには印がつけられている。
木谷 プレッシャーはありますね。トップルーキーらしくないレースをするわけにはいかないし、成績も見られているだろうし。
――ルーキー世代のレーサーというのはキャリアが浅いから、木谷さんにしてもファンからすればまだ馴染みのない人も……。
木谷 大半だと思います。
――大半なわけないでしょ(笑)。ともかく、トップルーキーと知ると舟券を買いたくなるものだと思うんです。
木谷 そうですよねえ。でも僕、パンチ力がないから(笑)。
――パンチ力がない?
木谷 自分の長所みたいなのがないんですよ。だから、それを見つけるか、総合力的に成長していくしかないと思うんですけど。
――長所がなくて、なんでA1になれたの?(笑)
木谷 わからないんですよねえ(笑)。エンジンですかねえ。
――そこは謙遜しすぎです!
木谷 スタートもセンスないし、ターンも普通だし、調整力もたいしたことないし……と思ってるんですよね。
――それはハードルを高く設定していませんか。
木谷 見ている人が凄い人ばっかりなので、理想は高くなってるんだとは思います。そのなかで一歩一歩、ですね。そういう人たちと同じレベルで戦えるかというと、まだまだなんで。
――目指している人はいるんですか?
木谷 具体的にというより、上のほうの強い人たち、ということですね。
――師匠(深川和仁)に教わってることはありますか?
木谷 メンタル的な部分ですかね。気持ちとか取り組み方とかを教わってます。
――整備は?
木谷 レースで一緒になったときは、それも教えてもらってますね。こうしたらいいぞ、とかアドバイスをもらいます。僕はあまりエンジン整備をやってないんで、「師匠にこういうことを言われたな」って思い出しながらやってみたり、けっこう勉強になってますね。
――先ほど話も出ましたが、残念ながら来期はA2級です。
木谷 ちょっとケガ続きだったんですよ。そのあとも腰をやったりとかいろいろあって、、レースがあまりできてなかったんですよね。
――A2落ちの理由は自分で把握できてるってことですね。
木谷 まあケガなんですけど……ケガとは言いたくないなって思ってます(笑)。やっぱりエンジン出しの部分が課題なのと、前よりちょっとターンが劣ってるんですよ。そこを戻していかないといけないなってのは思いますね。レースの感覚を戻すということですね。レースに出てなかった時期があったので、ボートに対して恐怖感とか、そういうところは払拭していかなきゃいけない。精神的な部分ですね。それがなくなればたぶん、それなりにレースはできるだろうし、あとはエンジン出しとかにこだわっていければ、いけると思います。
――プロペラ調整についてはいかがですか?
木谷 自分のタイプ、方向性みたいなものはわかってきたような気がします。
――A1復帰に向けて、反撃態勢は整っていると言っていいですか。
木谷 そうですね。7点目標で(笑)。
――それはいいですね! レーサーとして目標にしていることはありますか?
木谷 レーサーとして…………それって、グランプリとかですか?
――もちろんそれもアリですよ。
木谷 グランプリとはまだ言えんな~(笑)。
――そうかな?(笑)
木谷 僕、そういう大きい目標を立てたことがないんですよ。身近なことから、っていうタイプなんで……まずは「SG優勝」ですかねえ。
――木谷さんは目の前のことを一歩一歩クリアして、というタイプなんですかね?
木谷 そうだと思います。たぶんん何かしら、ふわっとしたものはあると思うんですけど、そのために目の前の課題をひとつひとつこなしていこうって感じなんですよね。
――なるほど。それでも捻り出してくれたのが、SG優勝、なんですね。
木谷 それ以上は言えないです(笑)。
――そのためにしなくちゃいけないことは何だと思いますか。
木谷 A1級でいつづけること。それと、やっぱりエンジン出しです。あとはスタート力。特にエンジンにはあまり取り組んでこなかったんで、これからはやっていかなきゃいけないと思ってます。
――お話ししてみて、木谷さんは謙虚なタイプかな、と思いました。
木谷 たぶんそうやと思います(笑)。レーサーになる前からやと思いますね。
――栗城匠さんは「すべてがグランプリの過程」だと言ってましたよ。
木谷 あいつはすごいです(笑)。そういうところがすごいですよね。僕はぜんぜん違うタイプです(笑)。
――実績が身に着いてきたら、木谷さんもそうなるのかなあ?
木谷 ならないんじゃないですかね、たぶん(笑)。賞金王になれそうになったら言うとは思うんですけど、そうでなければ恥ずかしいじゃないですか。自分のなかで、それはダメやなって思ってしまうんですよね。
――なるほど。そんな木谷さんからファンの方にメッセージはありますか。
木谷 ファンの人に買っていただいている以上、舟券に絡まなきゃいけないと思ってるんです。どこのコースからでもしぶとく舟券に絡めるような、ファンから信頼されて買ってもらえるレーサーになります。
――なります! そこは言い切った!
木谷 そうですね(笑)。
――お客さんが舟券を買っていることを意識されてるんですね。
木谷 オッズを見て「人気になってる」って思ったりもするので、オッズはあまり見ないようにはしてるんですけど、それでも自分から売れてるやろうなと思ったら、舟券に絡まなきゃいけないなって思うんですよね。でも、A1になるには3等じゃ勝率が下がるからダメなんですけどね。だから1等2等を獲れるように頑張りたいですね。
――実は僕、けっこう木谷さんの舟券を買ってるんですよ。
木谷 本当ですか!? すみません。
――すみませんって(笑)。けっこう獲らせてもらってますよ。
木谷 ほんとですか。ありがとうございます!
――何かファンにアピールすることはないですか?
木谷 アピールかあ…………ないかな(笑)。
――謙虚な木谷さんのことだから、そうだと思いました(笑)。
木谷 アハハハ!
木谷 正直、ありがたいと思いましたね。記念斡旋の優遇があってGⅠとかGⅡを走らせてもらえますし、それが僕にとって経験値を上げることになると思ってるんですよ。また、責任感もありますね。ヤングレーサーのなかから僕が選んでもらってるんだし、香川の代表という部分もある。香川からは二人選ばれましたけどね(中村日向)。
――出走表を見ると、トップルーキーには印がつけられている。
木谷 プレッシャーはありますね。トップルーキーらしくないレースをするわけにはいかないし、成績も見られているだろうし。
――ルーキー世代のレーサーというのはキャリアが浅いから、木谷さんにしてもファンからすればまだ馴染みのない人も……。
木谷 大半だと思います。
――大半なわけないでしょ(笑)。ともかく、トップルーキーと知ると舟券を買いたくなるものだと思うんです。
木谷 そうですよねえ。でも僕、パンチ力がないから(笑)。
――パンチ力がない?
木谷 自分の長所みたいなのがないんですよ。だから、それを見つけるか、総合力的に成長していくしかないと思うんですけど。
――長所がなくて、なんでA1になれたの?(笑)
木谷 わからないんですよねえ(笑)。エンジンですかねえ。
――そこは謙遜しすぎです!
木谷 スタートもセンスないし、ターンも普通だし、調整力もたいしたことないし……と思ってるんですよね。
――それはハードルを高く設定していませんか。
木谷 見ている人が凄い人ばっかりなので、理想は高くなってるんだとは思います。そのなかで一歩一歩、ですね。そういう人たちと同じレベルで戦えるかというと、まだまだなんで。
――目指している人はいるんですか?
木谷 具体的にというより、上のほうの強い人たち、ということですね。
――師匠(深川和仁)に教わってることはありますか?
木谷 メンタル的な部分ですかね。気持ちとか取り組み方とかを教わってます。
――整備は?
木谷 レースで一緒になったときは、それも教えてもらってますね。こうしたらいいぞ、とかアドバイスをもらいます。僕はあまりエンジン整備をやってないんで、「師匠にこういうことを言われたな」って思い出しながらやってみたり、けっこう勉強になってますね。
――先ほど話も出ましたが、残念ながら来期はA2級です。
木谷 ちょっとケガ続きだったんですよ。そのあとも腰をやったりとかいろいろあって、、レースがあまりできてなかったんですよね。
――A2落ちの理由は自分で把握できてるってことですね。
木谷 まあケガなんですけど……ケガとは言いたくないなって思ってます(笑)。やっぱりエンジン出しの部分が課題なのと、前よりちょっとターンが劣ってるんですよ。そこを戻していかないといけないなってのは思いますね。レースの感覚を戻すということですね。レースに出てなかった時期があったので、ボートに対して恐怖感とか、そういうところは払拭していかなきゃいけない。精神的な部分ですね。それがなくなればたぶん、それなりにレースはできるだろうし、あとはエンジン出しとかにこだわっていければ、いけると思います。
――プロペラ調整についてはいかがですか?
木谷 自分のタイプ、方向性みたいなものはわかってきたような気がします。
――A1復帰に向けて、反撃態勢は整っていると言っていいですか。
木谷 そうですね。7点目標で(笑)。
――それはいいですね! レーサーとして目標にしていることはありますか?
木谷 レーサーとして…………それって、グランプリとかですか?
――もちろんそれもアリですよ。
木谷 グランプリとはまだ言えんな~(笑)。
――そうかな?(笑)
木谷 僕、そういう大きい目標を立てたことがないんですよ。身近なことから、っていうタイプなんで……まずは「SG優勝」ですかねえ。
――木谷さんは目の前のことを一歩一歩クリアして、というタイプなんですかね?
木谷 そうだと思います。たぶんん何かしら、ふわっとしたものはあると思うんですけど、そのために目の前の課題をひとつひとつこなしていこうって感じなんですよね。
――なるほど。それでも捻り出してくれたのが、SG優勝、なんですね。
木谷 それ以上は言えないです(笑)。
――そのためにしなくちゃいけないことは何だと思いますか。
木谷 A1級でいつづけること。それと、やっぱりエンジン出しです。あとはスタート力。特にエンジンにはあまり取り組んでこなかったんで、これからはやっていかなきゃいけないと思ってます。
――お話ししてみて、木谷さんは謙虚なタイプかな、と思いました。
木谷 たぶんそうやと思います(笑)。レーサーになる前からやと思いますね。
――栗城匠さんは「すべてがグランプリの過程」だと言ってましたよ。
木谷 あいつはすごいです(笑)。そういうところがすごいですよね。僕はぜんぜん違うタイプです(笑)。
――実績が身に着いてきたら、木谷さんもそうなるのかなあ?
木谷 ならないんじゃないですかね、たぶん(笑)。賞金王になれそうになったら言うとは思うんですけど、そうでなければ恥ずかしいじゃないですか。自分のなかで、それはダメやなって思ってしまうんですよね。
――なるほど。そんな木谷さんからファンの方にメッセージはありますか。
木谷 ファンの人に買っていただいている以上、舟券に絡まなきゃいけないと思ってるんです。どこのコースからでもしぶとく舟券に絡めるような、ファンから信頼されて買ってもらえるレーサーになります。
――なります! そこは言い切った!
木谷 そうですね(笑)。
――お客さんが舟券を買っていることを意識されてるんですね。
木谷 オッズを見て「人気になってる」って思ったりもするので、オッズはあまり見ないようにはしてるんですけど、それでも自分から売れてるやろうなと思ったら、舟券に絡まなきゃいけないなって思うんですよね。でも、A1になるには3等じゃ勝率が下がるからダメなんですけどね。だから1等2等を獲れるように頑張りたいですね。
――実は僕、けっこう木谷さんの舟券を買ってるんですよ。
木谷 本当ですか!? すみません。
――すみませんって(笑)。けっこう獲らせてもらってますよ。
木谷 ほんとですか。ありがとうございます!
――何かファンにアピールすることはないですか?
木谷 アピールかあ…………ないかな(笑)。
――謙虚な木谷さんのことだから、そうだと思いました(笑)。
木谷 アハハハ!
水神祭記録
初出走
|
2016年5月14日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
---|---|---|---|
初1着
|
2016年12月22日~ | ボートレース鳴門 | 一般 |
初優出
|
2019年3月4日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
初優勝
|
2021年2月5日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
Q & A
- Qトップルーキーに選ばれていかがですか?
- A周りから見られているので頑張らないとって思っています。
- Q自分のレーススタイルを教えてください。
- A最後まであきらめないこと。
- Q同世代でここは負けない!というところはありますか?
- A今はないので探しています。
- Qリラックス方法をおしえてください。
- Aバイクやキャンプに行くこと。
- Q2022年の目標を教えて下さい。
- A優勝回数を増やす。
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