TOP ROOKIE 2022トップルーキー 2022
motoki kurono 4960黒野 元基
全力疾走!!
Information 2022年1月現在
- 生年月日:1996/5/22
- 支部:愛知
- 出身地:愛知県
- 身長:161cm
- 体重:53kg
- 登録期:119
- 級別:A2
- 血液型:B
トップルーキー2022 4960 黒野元基
2016年11月21日蒲郡ボートデビュー思いのままに水上を爆走する!
人は見かけによらない。
芯の強さや勝負への気迫は水上でこそ確かめられるものだ。
それを教える119期生は水神祭に8ケ月あまりを要している。プロの壁が立ちはだかったのだ。
しかし、コースを取るようになって変化が表れる。
初めてインに入ったのは2018年4月27日の常滑。デビュー1年半後のことである。
コンマ09の好スタートを決め1着。続く蒲郡のゴールデンウイークシリーズでもイン戦を敢行し2着。同じ5月の若松ルーキーシリーズでは2度のイン戦を白星で飾っている。
以降、センター戦でも威力あるターンを繰り出し、混戦を制するスタイルを築いてきた。
その豪胆で縦横無尽なターンをして、ファンは「東海の暴れん坊」と称するまでになっている。
トップルーキー選出は2021年に続き2年連続。
オカの上では「はにかみ屋」ながら、水上では「勝利の化身」となる愛知の新星だ。
芯の強さや勝負への気迫は水上でこそ確かめられるものだ。
それを教える119期生は水神祭に8ケ月あまりを要している。プロの壁が立ちはだかったのだ。
しかし、コースを取るようになって変化が表れる。
初めてインに入ったのは2018年4月27日の常滑。デビュー1年半後のことである。
コンマ09の好スタートを決め1着。続く蒲郡のゴールデンウイークシリーズでもイン戦を敢行し2着。同じ5月の若松ルーキーシリーズでは2度のイン戦を白星で飾っている。
以降、センター戦でも威力あるターンを繰り出し、混戦を制するスタイルを築いてきた。
その豪胆で縦横無尽なターンをして、ファンは「東海の暴れん坊」と称するまでになっている。
トップルーキー選出は2021年に続き2年連続。
オカの上では「はにかみ屋」ながら、水上では「勝利の化身」となる愛知の新星だ。
黒野 元基 選手
×
BOATBoy編集長
黒須田守
ロングインタビュー
前編
人見知りのトップルーキー
――まずレーサーになったきっかけを教えてください。
黒野 高校のときに進路に悩んでいたんです。小さい頃に両親にボートレース場によく連れていかれていたんですけど、それで久しぶりに行ってみようかなと思って、レースを生で見たらカッコいいなと思って。
――そこでレーサー志望に?
黒野 ちょっと調べてみたら、身長が低くても問題ないし、高収入って書いてあったんで(笑)、それで目指してみようかなって思いました。
――親御さんがボート好きなんですか?
黒野 そうですね。連れていかれてたのが常滑か蒲郡か記憶はあまりなくて(笑)。どっちにも行ってたと思うんですけどね。そのときはぜんぜん興味がなくて、嫌々ついていく感じでした(笑)。だからボートレーサーになるとかは、それまではまったく考えてなかったんですよね。
――レーサーを目指すとなると養成所に入らなければならないわけで、これがまた厳しいところですよ。
黒野 知ってました。不安でしたね(笑)。
――子供の頃から憧れていた方は、「厳しくても頑張る」って感じでしょうけど、そうでもなかった黒野さんにはその厳しさがハードルになるのでは?
黒野 でもボートレーサーになりたいと思ったので、厳しくてもイケるかなとは思いました。
――ちなみに学生時代は?
黒野 中学の時は野球をやってたんですけど、高校は帰宅部で頑張ってました(笑)。
――(笑)まあ、スポーツの下地はあったと。
黒野 スポーツはわりと得意だったと思います。
――試験に受かって養成所に入りました。まず何を思いましたか。
黒野 ちょっとオドオドしてました(笑)。学校に着いてバスを降りたときから、今まで自分が経験したことがないことばかりなので。
――団体生活も。
黒野 ……あんまり明るくないんで、自分から積極的にいくタイプではぜんぜんないんですよ。だから、こんなところでやっていけるのかなって心配でしたね。めちゃくちゃ人見知りするタイプなんです。
――はい、話していてそうじゃないかなと思いました(笑)。
黒野 学校の時はあまりしゃべってなかったと思います。今はわりとしゃべりますけど。仲の良かった同期は……誰ですかね……いろいろです(笑)。
――いろいろ(笑)。
黒野 自分はわりと珍しいタイプかもしれません(笑)。
――訓練自体も厳しかったんじゃないですか。
黒野 大変でしたね。2度と行きたくないです(笑)。
――教官に怒られたほうですか?
黒野 そうだと思います。静かなもので、積極性がなくて。けっこうめちゃくちゃ言われましたね。
――やる気があるように見えなかったのかな(笑)。
黒野 そうなんですかね(笑)。生活のなかでもいろいろあったと思いますけど……あんまり覚えてないです(笑)。記憶力が良くも悪くも悪いんで、あんまり昔のことを覚えてないんですよ、ほんとに。
――やめて帰りたいとかは?
黒野 朝を迎えるのがしんどかった日があった記憶はあります。でも、やめようとまでは思わなかったですね。絶対に卒業したかったんで、そこはしっかり耐えて頑張りました。
――成績はいいほうでしたよね。
黒野 最初はそんなことはなかったと思います。あんまり覚えてないですけど、最初のうちはぜんぜん乗れなかったので、難しいな、思ったようにはぜんぜんいかないなって思いのほうが強かったですね。恐怖感もありました。今でもあるんで(笑)。全速ターンは怖いです(笑)。
――どのあたりで、自分はやれそうだぞ、と思いましたか?
黒野 それはぜんぜん思わなかったです。
――思わなかった?
黒野 招聘訓練とかで練習に来てくれた先輩たちはレベルがぜんぜん違ったし、デビューしてからも「これはやばいぞ」って感じでしたから。
――でも、卒業記念で優出してるじゃないですか。
黒野 訓練時代の成績はあまり気にしてなくて、出てからが勝負だと思ってましたね。
――なるほど。デビュー戦は蒲郡でした。レースよりもまず、人見知りの黒野さんとしては、陸の上でも大変だったかな、と(笑)。
黒野 はい、かなり(笑)。問題児だったと思います。
――問題児!?
黒野 あんまりハキハキしてないんで、けっこういろんな人に怒られました。デビューした頃は心配されてた感じでした。
――仕事をしなかったとかではないでしょ?
黒野 うーん、自分ではやってたつもりですけど、わからないですね(笑)。
――デビュー節は緊張したでしょう?
黒野 しました。行くのが嫌だった……みたいなのもたぶんあったと思います。人づきあいが嫌だなって(笑)。
――デビュー戦で印象に残っていることは?
黒野 何も印象に残ってないですね。成績も悪かったと思うし。自信なくしたんじゃないですかね。もっとうまく乗れるかと思ってたんですけど、ぜんぜんでした。もっと練習をたくさんして、うまくならないといけないとは思ったと思います。
――やっていけるぞってのを掴んだ瞬間は?
黒野 最初はボートに乗るのが怖くて、ぜんぜん握れなかったんですけど、練習に行って、先輩と2艇旋回をやってて、一回きっかけを掴んだことがあったんです。そこから、レースができるようになったかな、と思ったのは水神祭のときでしたね。そこで本当にきっかけを掴めたような気がします。
――水神祭=デビュー初1着の決まり手は恵まれなんですよね。
黒野 だけど、3周2コーナーで抜いて1着だったんです。
――ああ、実際は抜いての1着だけど、Fがあったから恵まれか。
黒野 だからちょっと複雑ではあります(笑)。
――でもその期に、今度は正真正銘、抜きで2勝目をあげてます。
黒野 なんとなく覚えてます(笑)。
――なんとなく、ですか(笑)。水神祭を果たして、その次の期で勝率が一気に4点台にアップしてますよね。
黒野 レースにも参加できるようになってきてたんで、ちょっと楽しくなってきましたね。最初はあんまり楽しくなかった(笑)。舟が思うように操れなかったので。それが思うように操れるようになって、楽しくなってきたかなって感じです。
――現在はA1級。トップルーキーにも選ばれました。
黒野 やっぱり選んでいただいているものなのでありがたいですし、しっかりその分、成績も結果も残さなきゃいけないという気持ちです。
――プレッシャーは?
黒野 あんまり感じないタイプなんです(笑)。でも選んでいただいているのでそれなりの結果は出さないと。そういう責任感も生まれてはいますね。
後編へ続く(2022/10/30頃更新予定)
黒野 高校のときに進路に悩んでいたんです。小さい頃に両親にボートレース場によく連れていかれていたんですけど、それで久しぶりに行ってみようかなと思って、レースを生で見たらカッコいいなと思って。
――そこでレーサー志望に?
黒野 ちょっと調べてみたら、身長が低くても問題ないし、高収入って書いてあったんで(笑)、それで目指してみようかなって思いました。
――親御さんがボート好きなんですか?
黒野 そうですね。連れていかれてたのが常滑か蒲郡か記憶はあまりなくて(笑)。どっちにも行ってたと思うんですけどね。そのときはぜんぜん興味がなくて、嫌々ついていく感じでした(笑)。だからボートレーサーになるとかは、それまではまったく考えてなかったんですよね。
――レーサーを目指すとなると養成所に入らなければならないわけで、これがまた厳しいところですよ。
黒野 知ってました。不安でしたね(笑)。
――子供の頃から憧れていた方は、「厳しくても頑張る」って感じでしょうけど、そうでもなかった黒野さんにはその厳しさがハードルになるのでは?
黒野 でもボートレーサーになりたいと思ったので、厳しくてもイケるかなとは思いました。
――ちなみに学生時代は?
黒野 中学の時は野球をやってたんですけど、高校は帰宅部で頑張ってました(笑)。
――(笑)まあ、スポーツの下地はあったと。
黒野 スポーツはわりと得意だったと思います。
――試験に受かって養成所に入りました。まず何を思いましたか。
黒野 ちょっとオドオドしてました(笑)。学校に着いてバスを降りたときから、今まで自分が経験したことがないことばかりなので。
――団体生活も。
黒野 ……あんまり明るくないんで、自分から積極的にいくタイプではぜんぜんないんですよ。だから、こんなところでやっていけるのかなって心配でしたね。めちゃくちゃ人見知りするタイプなんです。
――はい、話していてそうじゃないかなと思いました(笑)。
黒野 学校の時はあまりしゃべってなかったと思います。今はわりとしゃべりますけど。仲の良かった同期は……誰ですかね……いろいろです(笑)。
――いろいろ(笑)。
黒野 自分はわりと珍しいタイプかもしれません(笑)。
――訓練自体も厳しかったんじゃないですか。
黒野 大変でしたね。2度と行きたくないです(笑)。
――教官に怒られたほうですか?
黒野 そうだと思います。静かなもので、積極性がなくて。けっこうめちゃくちゃ言われましたね。
――やる気があるように見えなかったのかな(笑)。
黒野 そうなんですかね(笑)。生活のなかでもいろいろあったと思いますけど……あんまり覚えてないです(笑)。記憶力が良くも悪くも悪いんで、あんまり昔のことを覚えてないんですよ、ほんとに。
――やめて帰りたいとかは?
黒野 朝を迎えるのがしんどかった日があった記憶はあります。でも、やめようとまでは思わなかったですね。絶対に卒業したかったんで、そこはしっかり耐えて頑張りました。
――成績はいいほうでしたよね。
黒野 最初はそんなことはなかったと思います。あんまり覚えてないですけど、最初のうちはぜんぜん乗れなかったので、難しいな、思ったようにはぜんぜんいかないなって思いのほうが強かったですね。恐怖感もありました。今でもあるんで(笑)。全速ターンは怖いです(笑)。
――どのあたりで、自分はやれそうだぞ、と思いましたか?
黒野 それはぜんぜん思わなかったです。
――思わなかった?
黒野 招聘訓練とかで練習に来てくれた先輩たちはレベルがぜんぜん違ったし、デビューしてからも「これはやばいぞ」って感じでしたから。
――でも、卒業記念で優出してるじゃないですか。
黒野 訓練時代の成績はあまり気にしてなくて、出てからが勝負だと思ってましたね。
――なるほど。デビュー戦は蒲郡でした。レースよりもまず、人見知りの黒野さんとしては、陸の上でも大変だったかな、と(笑)。
黒野 はい、かなり(笑)。問題児だったと思います。
――問題児!?
黒野 あんまりハキハキしてないんで、けっこういろんな人に怒られました。デビューした頃は心配されてた感じでした。
――仕事をしなかったとかではないでしょ?
黒野 うーん、自分ではやってたつもりですけど、わからないですね(笑)。
――デビュー節は緊張したでしょう?
黒野 しました。行くのが嫌だった……みたいなのもたぶんあったと思います。人づきあいが嫌だなって(笑)。
――デビュー戦で印象に残っていることは?
黒野 何も印象に残ってないですね。成績も悪かったと思うし。自信なくしたんじゃないですかね。もっとうまく乗れるかと思ってたんですけど、ぜんぜんでした。もっと練習をたくさんして、うまくならないといけないとは思ったと思います。
――やっていけるぞってのを掴んだ瞬間は?
黒野 最初はボートに乗るのが怖くて、ぜんぜん握れなかったんですけど、練習に行って、先輩と2艇旋回をやってて、一回きっかけを掴んだことがあったんです。そこから、レースができるようになったかな、と思ったのは水神祭のときでしたね。そこで本当にきっかけを掴めたような気がします。
――水神祭=デビュー初1着の決まり手は恵まれなんですよね。
黒野 だけど、3周2コーナーで抜いて1着だったんです。
――ああ、実際は抜いての1着だけど、Fがあったから恵まれか。
黒野 だからちょっと複雑ではあります(笑)。
――でもその期に、今度は正真正銘、抜きで2勝目をあげてます。
黒野 なんとなく覚えてます(笑)。
――なんとなく、ですか(笑)。水神祭を果たして、その次の期で勝率が一気に4点台にアップしてますよね。
黒野 レースにも参加できるようになってきてたんで、ちょっと楽しくなってきましたね。最初はあんまり楽しくなかった(笑)。舟が思うように操れなかったので。それが思うように操れるようになって、楽しくなってきたかなって感じです。
――現在はA1級。トップルーキーにも選ばれました。
黒野 やっぱり選んでいただいているものなのでありがたいですし、しっかりその分、成績も結果も残さなきゃいけないという気持ちです。
――プレッシャーは?
黒野 あんまり感じないタイプなんです(笑)。でも選んでいただいているのでそれなりの結果は出さないと。そういう責任感も生まれてはいますね。
後編へ続く(2022/10/30頃更新予定)
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ロングインタビュー
後編
ポカをなくして、
いつかSGの舞台へ!
――トップルーキーになったことで、特別な講習会も受けられますよね。
黒野 まだリモートでしか受けてないんですよ。
――ああ、そうか。
黒野 本当は生で受けてみたいですよね。一流の人の意見を生で聞いてみたい。リモートでも、質問もできるし、そういう機会は普通はないじゃないですか。貴重な経験をさせていただいたなって思ってますね。
――質問? 黒野さん、自分から質問してます?
黒野 いや。
――やっぱり(笑)。
黒野 自分の番が回ってきたら質問する感じで、自分からするタイプじゃないです(笑)。
――人見知りですからね(笑)。俺が俺が、っていうタイプではないんですかね。
黒野 たぶんそういうタイプじゃないですね。でも周りからは、ボートに乗ると人が変わる、って言われます。
――おっ! けっこう気が強いところが出る?
黒野 やっぱり勝ちたいんで、そこは。陸に上がるとおとなしいタイプです(笑)。
――それでいいと思います!(笑)ところで、黒野さんが成績を上げてきたころ、僕のイメージはまくり差しだったんですよ。でも今は、特に4カドのときにまくりが増えている印象があります。
黒野 たしかにそうですね。スタイルを変えたつもりはないんですけど、4コースではまくりたいなって気持ちでは行ってますね。。他のコースはそこまでではないですけどね。
――なんで4コースはまくり?
黒野 やっぱりカドだから。スタート行って、まくりに行く。そういう感じなんですよ。
――スローも、最初からそつなくこなしていたというイメージです。
黒野 でもインではけっこうスタート遅れることがあるんですよね。インコースのスタートがいちばん自信がないんです。行けるときは行けるんですけど、ダメなときはぜんぜんダメ。なぜか放っちゃったりするんですよ。見えてないんですかね、メンタル的な部分で。
――それは絶対に勝たなきゃいけないプレッシャーですかね?
黒野 インの場合はそうですね。やっぱりインでは1等以外は嫌なんで。そこは今後の課題になってくると思います。
――整備やプロペラについてはどうですか。
黒野 なんにもわかりません(笑)。
――そんなわけないでしょ!
黒野 整備は基本しないです。やるとしてもかなり整備士さんに頼ってます(笑)。プロペラはなんとなく自分で叩いてますね。師匠についたりもしていないんで、独学でやってる感じなんですよ。昔はけっこう先輩に聞いてたんですけど、最近は昔ほど聞かずに、自分でやっちゃうことが多いです。
――自分の理論や叩き方は確立されてるってことですね。
黒野 そういうわけではないんですけど、自分でとりあえずいろいろやって、という感じなんです。それでもダメだったらめちゃめちゃ聞くんですけど、まずは自分で、なんですよね。
――そうするべきだ、というポリシーみたいなものはある?
黒野 ある程度こんなふうな形にしようかな、ってのがあるんですよ。それをまずは最初にやってみて、という感じですね。
――それは確実に身になると思います。
黒野 はい。
――デビュー初優勝は20年2月の浜名湖でした。
黒野 めちゃくちゃ嬉しかったです。もちろん目標にはしてましたので、ホッとしましたね。ようやく優勝できた、って。
――水神祭は寒かったでしょ(笑)。
黒野 あんまり覚えてないですけど……寒かったって絶対になってるんですけど……記憶にないですね(笑)。冬は絶対に飛び込みたくないってのは今でもあるんですけどね。
――GⅠやSGの初優勝は暖かい時期で。
黒野 はい(笑)。
――これまで優勝3回ですが、黒野さんなら僕としてはもっと優勝していておかしくないって感覚なんです。
黒野 勝ち切れないというか……。まあこれからもっとしたいですね。
――勝ち切れない要因はありますか?
黒野 けっこういい成績でも、なんか1回やらかしちゃったり。そういうのがけっこう多いと思います。大きな着順を1回取ってしまったりとか……それも取らなくてすむところで取ってしまう。そういうミスを減らしていきたいですね。
――それで予選の順位を下げてしまうんですね。
黒野 そうですね。そういうポカをなくしたいですね。
――今年は好調ですか、それとも不調ですか。
黒野 半々って感じです。まあ、すごい好調って感じもないです。
――そうですか? 後期適用の勝率は前期に比べてアップしてるじゃないですか。
黒野 そうなんですけど、流れが良かったというのはあると思います。
――今年後半の目標は?
黒野 記念ですかね、やっぱり。まずは記念で優出を、という気持ちはあります。
――やっぱり記念を走りたい気持ちは強いですか。
黒野 そうですね。記念に行ったら、やっぱりレベルが違うなって思うことはあるんですけど、いいモーターを引けばそれなりにやれるかなって気持ちもあるんですよ。ただ、悪いモーターだと自分の技量ではやれてない。そこはもうちょっと頑張りたいです。
――1期後輩の佐々木完太さんがGⅡですけど優勝しました(モーターボート誕生祭)。先を越されたという気持ちは?
黒野 まあ、そうですね。ちょっと悔しさとかはありますね。同期、後輩とかに負けてると、自分も頑張らなきゃって気持ちになります。
――だったら同期がオールスターで大活躍したことは?(實森美祐がオールスターで準優出))
黒野 まあ、うらやましいですね(笑)。凄いなあ、自分はまだまだ行けそうにないな、って感じです。でもちょっと悔しいですね。
――黒野さんも早くSGに行きましょう!
黒野 行きたいですねえ。……でも、ちょっとまだ早いかなってのもあります。もうちょっと頑張らないと。優勝回数(クラシック出場基準)や勝率(ダービー出場基準)も、まだそこまで意識できていないですね。もちろん、いつかは行きたいと思っています。
――そのために克服しなければならない課題はなんですか?
黒野 やっぱりレースしてても乗り心地とか悪いとあんまり乗れなかったり、しょうもないミスが多かったりするです。そういうのをなくしたいですね。それをクリアして、1コ2コと着順が変わって、それが積もっていくものだと思ってるんです。
――そうすることで、SGも見えてくる。
黒野 そうですね。
黒野 まだリモートでしか受けてないんですよ。
――ああ、そうか。
黒野 本当は生で受けてみたいですよね。一流の人の意見を生で聞いてみたい。リモートでも、質問もできるし、そういう機会は普通はないじゃないですか。貴重な経験をさせていただいたなって思ってますね。
――質問? 黒野さん、自分から質問してます?
黒野 いや。
――やっぱり(笑)。
黒野 自分の番が回ってきたら質問する感じで、自分からするタイプじゃないです(笑)。
――人見知りですからね(笑)。俺が俺が、っていうタイプではないんですかね。
黒野 たぶんそういうタイプじゃないですね。でも周りからは、ボートに乗ると人が変わる、って言われます。
――おっ! けっこう気が強いところが出る?
黒野 やっぱり勝ちたいんで、そこは。陸に上がるとおとなしいタイプです(笑)。
――それでいいと思います!(笑)ところで、黒野さんが成績を上げてきたころ、僕のイメージはまくり差しだったんですよ。でも今は、特に4カドのときにまくりが増えている印象があります。
黒野 たしかにそうですね。スタイルを変えたつもりはないんですけど、4コースではまくりたいなって気持ちでは行ってますね。。他のコースはそこまでではないですけどね。
――なんで4コースはまくり?
黒野 やっぱりカドだから。スタート行って、まくりに行く。そういう感じなんですよ。
――スローも、最初からそつなくこなしていたというイメージです。
黒野 でもインではけっこうスタート遅れることがあるんですよね。インコースのスタートがいちばん自信がないんです。行けるときは行けるんですけど、ダメなときはぜんぜんダメ。なぜか放っちゃったりするんですよ。見えてないんですかね、メンタル的な部分で。
――それは絶対に勝たなきゃいけないプレッシャーですかね?
黒野 インの場合はそうですね。やっぱりインでは1等以外は嫌なんで。そこは今後の課題になってくると思います。
――整備やプロペラについてはどうですか。
黒野 なんにもわかりません(笑)。
――そんなわけないでしょ!
黒野 整備は基本しないです。やるとしてもかなり整備士さんに頼ってます(笑)。プロペラはなんとなく自分で叩いてますね。師匠についたりもしていないんで、独学でやってる感じなんですよ。昔はけっこう先輩に聞いてたんですけど、最近は昔ほど聞かずに、自分でやっちゃうことが多いです。
――自分の理論や叩き方は確立されてるってことですね。
黒野 そういうわけではないんですけど、自分でとりあえずいろいろやって、という感じなんです。それでもダメだったらめちゃめちゃ聞くんですけど、まずは自分で、なんですよね。
――そうするべきだ、というポリシーみたいなものはある?
黒野 ある程度こんなふうな形にしようかな、ってのがあるんですよ。それをまずは最初にやってみて、という感じですね。
――それは確実に身になると思います。
黒野 はい。
――デビュー初優勝は20年2月の浜名湖でした。
黒野 めちゃくちゃ嬉しかったです。もちろん目標にはしてましたので、ホッとしましたね。ようやく優勝できた、って。
――水神祭は寒かったでしょ(笑)。
黒野 あんまり覚えてないですけど……寒かったって絶対になってるんですけど……記憶にないですね(笑)。冬は絶対に飛び込みたくないってのは今でもあるんですけどね。
――GⅠやSGの初優勝は暖かい時期で。
黒野 はい(笑)。
――これまで優勝3回ですが、黒野さんなら僕としてはもっと優勝していておかしくないって感覚なんです。
黒野 勝ち切れないというか……。まあこれからもっとしたいですね。
――勝ち切れない要因はありますか?
黒野 けっこういい成績でも、なんか1回やらかしちゃったり。そういうのがけっこう多いと思います。大きな着順を1回取ってしまったりとか……それも取らなくてすむところで取ってしまう。そういうミスを減らしていきたいですね。
――それで予選の順位を下げてしまうんですね。
黒野 そうですね。そういうポカをなくしたいですね。
――今年は好調ですか、それとも不調ですか。
黒野 半々って感じです。まあ、すごい好調って感じもないです。
――そうですか? 後期適用の勝率は前期に比べてアップしてるじゃないですか。
黒野 そうなんですけど、流れが良かったというのはあると思います。
――今年後半の目標は?
黒野 記念ですかね、やっぱり。まずは記念で優出を、という気持ちはあります。
――やっぱり記念を走りたい気持ちは強いですか。
黒野 そうですね。記念に行ったら、やっぱりレベルが違うなって思うことはあるんですけど、いいモーターを引けばそれなりにやれるかなって気持ちもあるんですよ。ただ、悪いモーターだと自分の技量ではやれてない。そこはもうちょっと頑張りたいです。
――1期後輩の佐々木完太さんがGⅡですけど優勝しました(モーターボート誕生祭)。先を越されたという気持ちは?
黒野 まあ、そうですね。ちょっと悔しさとかはありますね。同期、後輩とかに負けてると、自分も頑張らなきゃって気持ちになります。
――だったら同期がオールスターで大活躍したことは?(實森美祐がオールスターで準優出))
黒野 まあ、うらやましいですね(笑)。凄いなあ、自分はまだまだ行けそうにないな、って感じです。でもちょっと悔しいですね。
――黒野さんも早くSGに行きましょう!
黒野 行きたいですねえ。……でも、ちょっとまだ早いかなってのもあります。もうちょっと頑張らないと。優勝回数(クラシック出場基準)や勝率(ダービー出場基準)も、まだそこまで意識できていないですね。もちろん、いつかは行きたいと思っています。
――そのために克服しなければならない課題はなんですか?
黒野 やっぱりレースしてても乗り心地とか悪いとあんまり乗れなかったり、しょうもないミスが多かったりするです。そういうのをなくしたいですね。それをクリアして、1コ2コと着順が変わって、それが積もっていくものだと思ってるんです。
――そうすることで、SGも見えてくる。
黒野 そうですね。
水神祭記録
初出走
|
2016年11月21日~ | ボートレース蒲郡 | 一般 |
---|---|---|---|
初1着
|
2017年8月11日~ | ボートレース常滑 | 一般 |
初優出
|
2018年11月29日~ | ボートレース戸田 | 一般 |
初優勝
|
2020年2月13日~ | ボートレース浜名湖 | 一般 |
Q & A
- Qトップルーキーに選ばれていかがですか?
- A今年も選んで頂き光栄です
- Q自分のレーススタイルを教えてください。
- A攻めるレースをすること
- Q同世代でここは負けない!というところはありますか?
- A最後まで諦めずにレースをすること
- Qリラックス方法をおしえてください。
- Aゴルフをすること
- Q2022年の目標を教えて下さい。
- A記念で活躍すること
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