TOP ROOKIE 2019
kaito ishimaru 4772石丸 海渡
強気で攻めるレースを
心がけます!
Information 2018年3月現在
- 生年月日:1993/6/21
- 支部:香川
- 出身地:愛媛
- 身長:165cm
- 体重:58kg
- 登録期:112
- 級別:A1
- 血液型:O
石丸 海渡 選手の Special Movie
水神祭記録
<初出走 |
2013年5月3日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
---|---|---|---|
初1着 |
2013年12月30日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
初優出 |
2014年12月29日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
初優勝 |
2018年8月10日~ | ボートレース丸亀 | 一般 |
Q & A
- Qトップルーキーに選ばれていかがですか?
- Aいろいろな面で成長したい
- Qレース前のルーティーンはありますか?
- Aレースに行く前のトイレ掃除
- Q同世代でここは負けない!というところはありますか?
- A態度
- Qリラックス方法をおしえてください。
- A家で寝る
- Q今後の目標を教えて下さい。
- A賞金王
石丸 海渡 選手の
ここがすごい
持ち前の攻撃力で活躍の
元甲子園球児
今治西高校出身で、当時は高校球児。3年生のときには2塁手として夏の甲子園にも出場した。この実績により、やまと学校(現ボートレーサー養成所)にはスポーツ推薦により入所。根っからのアスリートと言ってよい。
今期はA1級に初昇級を果たしているが、決して順風満帆にここまで来たわけではない。高校野球で鍛え上げた筋肉がある分、どうしても他の選手と比べて体重も重くなる。徐々に成績を伸ばしながらも、事故率過多で慎重なレースを強いられて勝率がガタ落ちした時期もあった。しかし決して折れることなく精進を続け、18年後期についにA2級に初めて上がり、そして今期A1級へ。持ち前の攻撃力が存分に発揮されるようになってきた。最近では減量にも励んで、デビュー当時より5kgも軽い体重で出走することもある。一気にジャンプアップする態勢を整えて、もうひとつ上のステージにチャレンジする。
TOP ROOKIEの横顔
体験を成長の糧にする
平成のはじめから進化し続けているプロペラゲージ。1枚のプロペラに対し、5~6本のゲージで済んだ時代は遠い昔。今は20本近く用いる選手も出ている。立体的でありながら直線のない造形物であるプロペラを、理想のカタチにするための手段だ。現代ボートレースは、基準としてのゲージがあり→それに基づく調整や整備があり→実際のレースでの体感があり→ゲージに立ち返る。プロペラゲージは、いまや多くのレーサーの出発点と言っても過言ではない。
しかし、「ゲージを減らすようにしています」と語る若者がいる。中四国のトップルーキー・石丸海渡だ。「いろいろやって体感が元だと思うようになりました」とは、失敗も含めた試行錯誤から得た答え。そこには悔しさがにじんで見える。
「ゲージにとらわれるのではなく感覚重視。本当は回転計も要らないんですが、他の選手との足合わせ後の会話の目安に必要なんで…」と真顔で話す。『答え合わせをする調整』ではなく『新しい答えを探す調整』がそこにはあるのだ。
「デビューしてしばらくはゼロ台目指して、おりゃー!っていう気持ちで行っていました。ただ、そのせいで痛い目に遭いました」。
フライング休みは苦しみの時間でもあったが、同時に新しい自分の在り方を教えてくれた。「今は1艇身を目標に、安定したスタートを切ることで常にレースに参加できるようにしています」と語る。
『理論や本から学ぶ若者』もいいだろう。しかし、『体験を成長の糧にする若者』はもっといい。石丸海渡はその代表である。
石丸 海渡 選手のこのレースがすごい!2018
2018年丸亀 RNC杯争奪サマーチャンピオンレース最終日 優勝戦(8月15日)地元お盆開催でデビュー初優勝!
ボートレーサーの1年間のクラス分けは前期(1~6月)と後期(7~12月)に分けられているが、石丸海渡は2018年後期に初めてA級に昇級している(A2級)。それからも勢いを増し、8月に石丸は地元丸亀のお盆開催に参戦した。
地元のトップレーサーが集結するなか、石丸は目覚ましい走りを見せた。予選序盤で2連勝を果たすと、その後も快走。一般戦で3着はあったけれども、勝ち上がりに関係するレースではオール2連対で優勝戦に進出した。しかも1号艇だ。
その優勝戦は、香川支部のエース格である重成一人や片岡雅裕、SGウイナーの三嶌誠司など豪華な顔ぶれ。重圧もかかるなか、石丸はコンマ09のスタートを踏み込み、先輩たちの攻めを許すことなく、華麗に逃げ切った。このシリーズでは減量もしており、まさに気合の逃走劇。これがデビュー初優勝で、レベルの高いお盆開催で成し遂げたことは実に価値が高いものだ。